現実だけがメディアじゃない

 ひさしぶりに「朝まで生テレビ!」(テレビ朝日)。前回遅刻(!)の姜尚中さん、今回はセーフみたいでしたが、彼のテレビ的身体がどうやって出来上がっていったのかについては、いつか聞いてみたい。この番組を「プロレス」と言ってしまえばそれまでなのだが、右でも左でも対立する両者をカメラの前にひっぱり出して、テレビ的言論の世界に引き込めるのは田原総一朗さんだからこそだろう。彼の「テレビ・ジャーナリズム」が生の議論にあることは、編集録画放送を前提としたものとは区別して評価するべきだと思う。