2005-10-01から1ヶ月間の記事一覧

伊奈信男と「現実」

カレーを一生懸命に作った井上和香が御飯を炊いていなかったというCMをみては、「ないない」と突っ込んでいたのだが、そういう自分が今晩は炊飯器のスイッチを入れ忘れていた。風邪薬の副作用はこういうところにくるものだろうか、とにかくちゃんとここで回…

私と世界とデザインと。

「書いたな」と思って読み返すと、その読みにくさに愕然とする時がある。大抵の場合、その理由は記述の冒頭で説明変数が整理されていないことにある。説明変数は増やしてならない。それが昨年学んだことである。「思考は深く、記述はシンプルに」、これがな…

「近代の超克」と不思議な確信

僕は漢字を読むのが苦手だ。今でもトンデモな読み方を堂々としていることが少なくない。「破綻」を「はじょう」と読んでいたこともある(「はたん」という言葉を知りながらも!)。しかも、これはATOKで丁寧に変換までしてくれる(「誤読」という合図はでる…

欲望の個人主義:ネタとメタの共存

若者論のお約束として、ネタとメタの共存関係の指摘がある。「アイロニカルな没入」(大澤真幸さん)、「ベタな感動とアイロニカルな感性の共存」(北田暁大さん)などもそうした例だろう。伊奈正人さんの『若者文化のフィールドワーク』(頸草書房、1995年…

公開シンポジウム「ニート−何が問題なのか」

予約をしたにも関わらず、執筆のリズムを優先して行くことができなかった「ニート−何が問題なのか」。本田由紀さん(id:yukihonda:20051001)のメモを拝見。 公開シンポジウム「ニート−何が問題なのか」 2005.10.1 於東京大学 ニートをめぐる様々な「問題」 …

<感性>の誕生:反−構図としてのレイアウト

今夏は「ちゃんと」遠出をした。7月には山中湖、8月には軽井沢、9月には箱根。集中することと休息することのバランスの重要さを改めて知った。いい秋、いい冬にしよう。 初投稿の論文がようやく納品。執筆から出版までの流れを自分のこととして理解するこ…