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内田樹「生者は儀礼決められぬ」『朝日新聞』(2005年8月30日)

内田さん曰く、首相の「靖国参拝」問題において、賛成派も反対派も「「死者は正しく祀られなければ、生者に災いをなす」という点については合意が成り立っている」という。確かに「参拝」は生存する者のためにも語られている面が強いし、悲しいことに「死者…

山口誠「記憶の地層:眠るグアム」『朝日新聞』(2005年6月8日夕刊)

山口さんは、「教育熱心」な研究者。問題意識の持ち方、議論の運び方、論文の書き方など、何回かお時間を頂いた時に教えてもらったことは数え切れない。『英語講座の誕生』から「声の文化:オラリティ」や「生放送」の話まで、研究でも沢山のヒントを頂いて…

「読むキーワード:外国人講師」『朝日新聞』(2005年6月7日)

昨日の「英会話講師」の件で、3月3日に以下のような記事があった。 「英会話「ノヴァ」、外国人講師を社会保険に加入させず 」『朝日新聞』(2005年3月3日) 「大手英会話学校「ノヴァ」(統括本部・大阪市)が、外国人講師を法律で義務づけられている健康保…

「外国語学校を一斉調査 社保庁、外国人講師保険未加入で」『朝日新聞』(2005年6月6日夕刊)

「英会話講師」として世界各国を廻る人々は少なくない。日本はその大きな市場の一つである。いろんな人に逢ってきたけれども、滞在して数年で「英会話講師」であることを言いたがらない人は多い。ある意味で「英会話講師」は入国の建前にすらなっている面が…

池内恵「時流自論:中東論が映す日本の思想状況」『朝日新聞』(2005年6月6日)

先日、アジアの仲間と議論をするとアメリカの話に辿り着いてしまうと書いた。このヘンテコ気分を掴み上げるように、池内さんは日本における中東論を支える前提=「「米国」への著しい関心」を示している。 「表面上は中東について議論しているようにみえて、…

「「冬ソナ好き」の自分が好き:サブch」

40代のある女性は、「ヨン様ファンでもなければ、純愛にあこがれたわけでも、筋に引き込まれたわけでもない」。「冬ソナが好きな自分が好きだったのかもしれない」とぼんやり気がついたという。「私の中で冬ソナと似ているのはね、スマップ」という彼女は正…

「新聞の五輪報道考える:朝日新聞紙面審議会 04年度第3回」

佐藤俊樹のいう「サイクル」は、スポーツを楽しむと日常的行為はテレビ中継に始まり、深夜のスポーツニュースを経て、翌朝の新聞にてその結果を再確認するという「楽しみのサイクル」の最後に新聞がくることを強調したかったのではないにも関わらず、長生志…