きっとうまくいくさ。

 振り向くと、女性がオロナミンCを急いで飲んでいた。さぁさぁ電車はもう目の前だし、ドアは開こうとしている。間に合うか?それでも飲み続けるか?ゲップがでても知らないぞぅ。
 朝から夕べまで図書館でひたすら資料をコピーする日はいつまで続くのだろう。付箋を貼っている時はまだテキストに目を通せるので良いが、それらをあの黄色い光に当ててはめくり続ける時間はなかなかつらい。参与観察やインタビューだけが調査じゃないのは言うまでもないが、歴史資料の調査はその選択の妥当性を含めて果てしない時間がかかるのがよくわかる最近である。「戦後日本」の専門誌(約50年間分)を半年ばかりで読むのだから…。
 寄り道で新宿ルミネへふらり。青山ブックセンターが営業停止に追い込まれたのは残念ですが、それがなにかの「喪失」といったように大袈裟なものとは思えない。だからブックファーストに「喪失」の代わりになるものを探そうとは思わないし、ブックファーストなりに店舗の経営をしっかり頑張ってほしいと思う。まずは23時まで開店していることを確認して「ホッ」。品揃えはこれからだろう。棚の構成を店員に任せたところで外野から「喪失」を嘆くよりは、店員に積極的に声をかけていくことで客自らが棚を作り上げていくような姿勢(ずうずうしいかもしれないが)があってもいいと思う。これからが楽しみです。