「プロレス化」の帰結

oxyfunk2004-03-12

 何かが飛んでいる・・・。も、もしかして「アレ」では?映像をみていない僕はそれが何なのかを知らないが、あえて2つの解釈をしてみよう。「アレ」が画像右の人間によって騎馬戦のように取り上げられたのか、それともこの事態への怒りの表明として議長席に投げつけられた「アレ」を画像右の人間がキャッチしようとしているのか。どなたか「アレ」の正体を教えていただけると助かります。
 こうした場面を何回観てきたことだろう。こういう時に限って登場する肉体派議員もいたりして、これは政治の写真の「お約束」の一つといえるだろう。単純に「プロレス化した」とかをいいたいんじゃない。この手の瞬間は政治を一瞬にしてギャグ化してしまう一方で、何がこの瞬間を生みだしたのかという問題を先送りしてしまう。ギャグ化することで言語化をあきらめてしまうこと。「プロレス化」の帰結には非言語化する政治があるのではないか。政治への無関心、それゆえに常にそうした<ギャグ化=非言語化>の誘惑があるような気がしてならない。
※参考(画像のみ)
・怒号の中で可決 韓国大統領の弾劾訴追案
http://www.asahi.com/international/update/0312/005.html