広告≠「ブランド」

oxyfunk2005-04-27

 「<まち>を記憶する 21世紀のデジタル図会をつくる」という講座の補佐をしている。こちらは前半に文献購読、後半はグループ作業である。昨年度までは「東京名所図会」との関係で地図に焦点を当てたが、今年度からは「思想としてのアーカイブ」という裏テーマがある。ただ単純に<まち>をデジタル化するのではなく、デジタル的環境において<まち>を経験することが、私たちの生活にとってどういう意味があるのかを少しでも炙り出してみるのが目的だ。なんでもかんでも「アーカイブ」化(「データベース化」でもいいが)される現在において、それを対象化するためには「見る」(批判的介入)だけでなく「作る」(実践的介入)が必要だと思う。「見る」学問から「作る」学問への実験になるか?