醒めている自分に醒めた

oxyfunk2004-04-12

 予想が外れた。色違いだったらしょうがない。グラデーションは変化球でしょう。ところで今回に限って「ファミマガール」が前面にでていないのはどしてでしょ。像さん、立っちゃってるし。
 雑誌『invitation』の古舘伊知郎インタビュー(聞き手:後藤繁雄)を立ち読み。前にも書いたが、この世代は興味深い。団塊世代の「まじめさ」を共有できないこと。団塊世代に追いつこうとしないこと(古舘は最初から久米のようになるのは無理としている)。テレビと同時代的に成長した彼ら。ナンシー関みうらじゅんいとうせいこうをみてみよう。彼らはメディアに飼い慣らされつつメディアを飼い慣らしている。プロレスに熱中した古舘も例外ではない。上の世代から「ふまじめ」と思われているものに「まじめに」向き合うこと。それを力まずにできたのが彼らの世代なのだ。そんな彼らの共通項は「醒めた」視線である。対象への愛の方法論に自覚的な「醒め」を挿入した彼らの業績はこれからもメディア論で再発見されることになるだろう。「醒めている自分に醒めた」という古舘の今後が気になる。「くびれ世代」(荷宮和子)のメディア実践に期待です。
 ようやく目次が書けました。いよいよデス。