2005-01-01から1ヶ月間の記事一覧

『ロンドン+ブライトン ガイドDVD for creators』ニューズベース、2002年

こちらも作品集ではなく、ロンドンやブライトンに住んでクリエイターとして生きることをそれなりに紹介したものである。雑誌でいうところの「クリエイターの日常生活と職場」みたいな特集記事が、映像になったようなもの。何処の誰の何のために、このDVDが制…

平野敬子編、日本デザインコミッティー制作『デザインの理念と実践』六耀社、2005年

付属のDVDには、25名のインタビューがある。それぞれに5分前後のものであるが、これらは平野さんでなければ聞き取ることのできない貴重なお話だったと思う。意図なき取材はないので(それがあるから面白いし、その逆もある)、トリミングや編集をするのは構…

そのトキメキに、耳を澄ます。

セルビデオを買うことは殆どなかったのに、セルDVDはそうでもない。理由は3つくらいある。1つには、値段が安いこと。ビデオは10000円を超えてもおかしくなかったが、DVDは3000円前後である。2つには、サイズがコンパクトなこと。ビデオに比べて、DVDは保…

創造性と素養

ちょっと怪しい、だから面白い。それは「感性」や「センス」だけでなく、「創造性」でも同じ。こう言ってしまうことで生じる“うさんくささ”や“イデオロギー”を指摘するのは難しくないと思う。しかし、それでは何がこのように言わせてしまうのかはわからない…

中立・公平は、もういい。

「中立・公平」は、それに反していると思われることが主張される度に、その響きを延命させているところがあるのではないか。みんなにとっての「中立・公平」なんて不可能であるにもかかわらず、どこかの誰かになんだかしらの不利益がある度に、それをあえて…

君は僕に認めてもらおうとしている

「君は僕に認めてもらおうとしている」。先輩に怒られた時にこういわれて、かなりムカついたのを覚えている。ところが後になってみたら、この気持ちが自分を苦しめてしまっていることがわかった。これは自己の弱さを他者において解決しようとするものであり…

デザインの「言葉」。

デザインについての出版物は多い。作品集や作家論、技術論に規範論。その量の大小や種類の幅は異なっても、街の書店のデザイン棚にはこうしたものが殆どだろう。この場合、デザイナーは「制作者」として僕たちの前にいるともいえるだろう。 そうしたデザイナ…

「コンテンツ」の居場所。

「プロデューサー元年:育成の現場から(上)」『朝日新聞』(2005年1月4日、25面)は、現在進行形のコンテンツビジネス人材育成が大学でどのように位置づけられているのかがよくわかる記事だった。調べていることとも重なるのでちょっとまとめてみよう。 ま…

書き初め、なんていう余裕はない。

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。 肝心な部分がまだまだにも関わらず、以下のような「序文」を書いてみました。これだけでは何が何だか全くわからないと思うのですが、少なくともどんなことに関心をもってどういうアプローチに…