2004-09-01から1ヶ月間の記事一覧
ああ、そういえばTUGBOATの多田琢さんが映画を作ったとかなんとかは聞いていた…と思っていたらなんと「別冊」まで出ています。正直なところをいうと、予告編をみたかぎりでは映画の内容にはあんまり関心がないです(小泉今日子演じるCMプランナーがどれだけ…
ここ最近はいわゆる“書く身体”になるまで起きてから5,6時間かかる。その間はウダウダしていてもしょうがないので、自転車に乗ったり、街をぶらついたりする。下北沢くらいが程良い。お昼を食べ、いくつかのショップと古本屋を覗いてから帰宅して「さぁー…
酒井順子『負け犬の遠吠え』(講談社、2003年)は自ら「負け犬」を宣言することで「勝ち犬」が「負け組」であることを「勝ち組」のキャリアウーマンとして誇るという逆立ちしたものだったが、扇田夏美の場合は「華やかなキャリアウーマン」ではなくエンジニ…
書くことは難しい。書いている自分を見つめ続けるのはもっと難しい。ここまで書いたところを読み返した。何のための言説分析なのか。どこからどこまでが当事者の言葉であるのか。そしてどこからどこまでが私の解釈なのか。他者の言葉を自分の言葉のように扱…
カンニングが「うんこしてやるっ!」と脱いだ時から毎週見るようになった。波田陽区の「ってゆうじゃない〜」にも慣れてきたし、はなわが唱えば「ああ、今週はここまでか」と思うようになった。それでもこの番組には謎がある。例えば「これは○○という番組だ…
毎日自転車に乗るようにしている。隣町の書店までくらいが丁度いい。郊外の小さな街であるが、近所には私立大学が二つある。にも関わらず、学生のニーズに耐えうる書店がない。『広告批評』が置いてあるくらいで「まぁマシかも」と思っていたところは、ブッ…
40代のある女性は、「ヨン様ファンでもなければ、純愛にあこがれたわけでも、筋に引き込まれたわけでもない」。「冬ソナが好きな自分が好きだったのかもしれない」とぼんやり気がついたという。「私の中で冬ソナと似ているのはね、スマップ」という彼女は正…
佐藤俊樹のいう「サイクル」は、スポーツを楽しむと日常的行為はテレビ中継に始まり、深夜のスポーツニュースを経て、翌朝の新聞にてその結果を再確認するという「楽しみのサイクル」の最後に新聞がくることを強調したかったのではないにも関わらず、長生志…
新聞の切り抜きを始めたのは小学5年生の頃。それから長いブランクを経て、ここ4年位続けている。「いつか引き出せるように」の気持ちなんだが、その保存方法は思考錯誤。最初の2年は朝日新聞と毎日新聞を図書館で読み、複写してから保存した記事だけを切…
お宝発見。論文モードという言い訳/本当の所はただのお掃除、では(今になって)いろいろと見つかる。 1990年代のDTPブームは単に技術的進歩だけでなく、1980年代に用意された「クリエイティブ」へのイメージ(眼差す対象)やリテラシー(読み書き能力)の…
先日に路上で偶然再会した友人は、現在の僕の問題関心を導いてくれた友人のひとりである(感謝)。その彼、九龍君が「Raw material」というレコードレーベルを主宰しているので紹介しておこう。ブレイクブーツやダウンビートは、大手レコード屋の隅っこにあ…
3年前の「あの日」にはテレビが壊れていた。だから「あの時間」にはラジオを聴いていた。「Yo、みんな、なんかニューヨークがとんでもないことになっているみたいだぜ」とHIPHOP的なしゃべりを流していたJ-waveが「例の瞬間」を教えてくれたのだ。 なにがな…
作品が商品となることに孕む政治性。作品化するのが人間であると同じように商品化するのも人間である。作り手と送り手の間の葛藤を捉えた本書には、あるメディアのメディア性を浮き彫りにしたり、テクストとしてのメディア研究ではなかなかみえてこないメデ…
ひさしぶりに「銀ブラ」。松屋銀座8階大催場の『時代のアイコン―日本のグラフィックデザイン50年』をちらり。週末の銀座とはいえ、会場はかなりの混雑模様。「そうそう、昔のテレビはこんな感じだったのよね」などと周りから聞こえてきたところから判断す…